未だアメリカ国内でして入手できないスマートスピーカー「Amazon Echo」が売れています。
2014年末に発売したこの所謂”スマートスピーカー”はじわじわと売れ続け、あるレポートによると400万台が販売されているようです。
Amazon Echoの特徴は、iOSのSiriのような音声に応答してくれるAI”Alexa”の存在です。
このAlexaに「Alexa、Tame Impalaを再生して」と話しかけるとAmazon Prime MusicやSpotifyから音楽が再生される、正に未来の音楽プレーヤーです。今後はより複雑な条件や、Alexaがユーザーの利用動向から逆算したレコメンドを音声で行ってくれそうです。
そして音楽以外の機能も、サードパーティーの対応により、ドミノ・ピザに注文したり、外出する時にUberを呼んだりする事もできます。
当然これらの事はiPhone、Androidからも出来ますが、音声という入力方法と家の中というアクションの起点から考えるとAmazon Echoが絶妙な位置を占めている事が想像できます。
Meekerのレポートによると家の中が、最も音声コントロールが便利なロケーションと考えらるユーザーが43%もいる、というデータも出ています。(2位は車で36%)
Amazonは”Dash”といい家を起点としたエコシステムを作るのが非常に上手い企業で、アーリーアダプターに加えマス層という巨大市場を取り込めている要因であると言えます。
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