YouTube、Facebook、Twitter、そしてInstagram、Snapchatとプラットフォームの真の主役はユーザー、そして彼らが日々投稿する膨大なコンテンツ=UGCに他なりません。
2015年11月時点でFacebookは80億回、Snapchatは60億回もの投稿動画が視聴されています。
そしてスマホ世代の自己表現を実現するアプリの盛り上がりと共に、新たなエンタメが生まれています。
自己表現アプリとしてSnapchatの顔交換、顔フィルターが有名ですが、昨年テレビ番組で
渡辺直美が紹介したことで一躍有名になったのが、音楽ビデオのような動画が簡単に作れる「musical.ly」です。
musical.lyは全世界で6千万人のユーザーを獲得し、現在110億円の資金調達をGGV CapitalとQiming Venture Partnersのリードによって行っており、評価額は550億円に登るとの事です。
同様のアプリで「Dubsmash」というのがありますが、こちらも広く使われておりAppStoreにはmusical.lyとDubsmashの人気動画をキュレーションするアプリが公開されています。
こうしたリップシンク動画の盛り上がりが波及して、有名人やトップアーティストがリップシンクを競う、その名も「LIP SYNC BATTLE」というテレビ番組まで登場しました。
元々はジミー・ファロンの「THE TONIGHT SHOW」の人気コーナーで、映画俳優やセレブリティが人気曲のリップシンク=口パク+αを披露していました。
それがテレビ局SPIKEにて、日本でも人気のラッパーLL COOL Jがホストを務める番組にまでなりました。
第1回のゲストはプロレス団体WWEのザ・ロックことドウェイン・ジョンソンと元々のコーナーの番組司会者だったジミー・ファロン。
以降、コモンやジョン・レジェンド等の超一流アーティストや映画「ピッチパーフェクト」で人気のアナ・ケンドリックに加え、マイク・タイソンといったセレブリティも出演。物凄い人気で現在シーンズ2の放送中です。
誰もが参加できる「カラオケ」という遊びに加え、ソーシャルメディアやアプリを活用して全世界に公開出来ることが可能な今、新しい遊びとして定着するかも知れません。
25種類のディズニーキャラクターのコスプレと素晴らしい歌声でYouTubeからブレイクしたミラクルベルマジック他、リップシンクからセレブリティの仲間入りをしたり、メディアで紹介されてInstagramのフォロワー数や再生回数を大幅に増やす事が当たり前になったことで、TVという媒体がこのムーブメントを取り入れて新しい形のコンテンツを生み出している状況は、まさしく”エンターテック”が重要だと言えると思います。
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